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アンチ・ダウンジャケット
寒いです。
でもダウンジャケットは着ません。
祖父の遺言です。ウソです。
ビートニクスはダウンジャケットを着ないもの
なのです。
小学3年生の時、担任の坪谷先生が「物事を断定すること
の危険性」について語られ、僕はそれから物事をできるだけ
広義に捉えるようになりましたが、これは断定できます。

ビートニクスはダウンジャケットを着ないものなのです。

ダウンジャケットなんて物はマイケル・J・フォックスあたり
に着せてりゃいいのです。

マイケル嫌いじゃないけど。

いやー久しぶりにいい映画を観ました。

「シルビアのいる街で」

フランスのストラスブールを舞台に青年が「シルビア」という名の
女性との再会を望み、歩き、佇み、想う。

余計なセリフを一切省き、完璧に構成されたカメラワークと演出。

鑑賞後、僕は懐かしい「青さ」に包まれ、自らの「青かった青年時代」
を思い出し、監督ホセ・ルイス・ゲリンに感謝した。

そして、思い出したかのように高田渡のファーストアルバム「ごあいさつ」
をプレーヤーに載せ、その中の「日曜日」という曲を聴いた。

設定が全く一緒なのだ。

彼女のいる街にやってきた「僕」が彼女との再会(それは偶発的でないと
いけない)を望み、喫茶店や街を彷徨う。

高田渡のおもしろいのはその街に彼女がいなくなったら、「僕」自身が
その街に住もうと思いはじめてしまうところが「青すぎて」たまらない。

というワケで僕はビート二クスというワケではないけれど、
この先もダウンジャケットは着ないつもりです。
by interestingman | 2012-02-18 17:51
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