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グロテスクさとナンセンス
昨晩、ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」を観たが
印象的に残るのは赤の女王演じるヘレナ・ボトム・カーターの存在のトラウマ感と
白の女王演じるアン・アサウェイの手の動きぐらいのものだった。

監督のティム・バートンは原作のダイナミックさの欠如を指摘し、
「土台となる現実的でシンプルなストーリー」として、本作の
脚本を描いということだが・・・

残念な感じだった。

僕的にはソートー期待していただけに・・・ティムにヤラレたかっただけに・・・
肩透かしを喰らった感じがした。

「シンプルなストーリー」そりゃ結構ですよ。子供が楽しめるように
大衆の人が理解できるように・・・

しかしながら「アリス」なんだから、

なんで対立する世界や、政治や、正義や何とかの剣とかが必要なんだ。
そんなモンはハリー・ポッターやロード・オブ・リングにやらせとけばいい。

「アリス」で大切なグロテスクさとユーモアとナンセンスが台無し。

せっかくビジュアル的な世界観やキャラの描写がアンだけいいんだから・・・

コッチは復習と予習を兼ねて、黒姫童話館の「不思議な国のアリス展」まで
行ったのに・・・


サルバドール・ダリと山本容子のアリス、アリャあ良かった。

ダリのアリスは完全にイッちゃてるし、山本容子のはトラディショナルな中にも
彼女の世界観がちゃんと匂っているし、そもそも山本容子はイイ女だし。

そうゆうわけで我らがatpにグロテスクさとナンセンスを補充しときました。
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by interestingman | 2010-09-26 22:02
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