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焼津
昨日の夜は寝付きが悪く。
午前3時にはとうとうあきらめて、身支度をすると、
シーンと静まる夜明け前、僕はハイエースに乗り込んだ。

もともと、静岡の焼津にある古道具市場に仕入れに行くの予定だったので、
朝のラッシュ時に行くのより、道路の空いているうち行ってしまって
着いてから仮眠でも取ろうと150キロの道のりを走り出したのだ。

僕はだいたい週に2日ぐらいのペースであちこちの古道具市場へ仕入れに行く、
一般の人には知られてないが、古道具市場というものはあちこちに存在するのだ。
そこには、売り手と買い手が集まり、さまざまな物がセリ(競売)によって
値段が付けられ売買される。

業者にもいろんな種の業者がいて、荷出し屋、店師、露天商、果師などと呼ばれる
有象無象のやからがガラクタ囲み、符丁という専門用語を使いながら
競り合っている光景は、一般の健全な生活を送っている人が見れば、
世紀末的といっても過言ではない。

今日,僕が行った焼津の市場は比較的コアな方ほうだと思う。
集まる人間も、物もクセがあるのだ。
僕はそうゆうほうが好きなので、月に一回の市場なのだが
好んで通っていた。

炎天下の中、午前9時からセリが始まり、今日は物量が少なかったので
昼前には終わった。

今日、僕が仕入れた物は、セイコー社の学校などの施設で使われていたと
思われるデカイ時計や明治時代ぐらい(売り人は大正時代と言っていた)
の謄写盤、かなり味のある木製の弾薬箱、古いトルソー、陶器製の絵具パレット
巨大キノコみたいな碍子、などなど・・・

焼津_d0177471_1401650.jpg


残念ながらこの焼津の市場は今日が最後で閉会することになった。
また、仕切り直しで始めるかもしれないがまだ見通しはついてない模様で。

地元の業者さんのTさん、Iさんは毎回、市場終了後、その土地のうまい物を
食べに連れってくれる。

今日も、地元の人間御用達の生シラス丼を食べられる店に連れてってくれた。

焼津_d0177471_20505267.jpg


美味かった。
by interestingman | 2010-07-28 20:55
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by interestingman