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ミックスCDとジュークボックス
秋の初め頃、国立のLET'EM INの原さんとミックスCDの
交換の約束をして、作り始めたミックスCD。
原さんにはアンビエントだったりラウンジ―なフォークの名曲
を中心に選りすぐり「FUCK'N FORK」という全18曲のミックスを
制作した。

大体この時期に僕はミックスCDを作ったりする。
それは1年前のこの時期にブログにて前にも述べたことだが
夏までに経験した知識や色々な想い、イメージを自分なりに体系化したり
、具現化したりして身につける作業の一環として行う行為であり、
一年を通して、頭の中にとりあえず投げ込んでいたイメージを音に変換して
整理する大切な復習作業なのだ。

先ず、CD棚の前に立ち、純粋に気になるCDをピックしてゆく、CD棚は自宅と
ATPのカフェ店舗とガレージ、車に積んであるCD、改めて見ると大変な枚数の
CDを僕は持っている。今回、ピックしたCDだけでざっと50枚はあっただろうか。
普段、店や車で音楽を流している時は聴き流しているが、ミックス制作前提であると
聴き方が変わる。
僕はそのミックスの全体の質感と流れを考慮しつつ、リスニングをする。
落選する曲もあれば、「今、この曲キテいる」と確信する曲もある。
全体のイメージの流れに沿って曲を配置してゆくわけだが、曲と曲のツナギが
なんだかしっくりこないとその中間的な素材が必要になったり、好きな曲なのに
ラインナップから外さなくてはいけない。

今回、そーこーしているうちにミックスCDが3枚も出来上がってしまった。

先の「FUCK'N FORK」とジャジーでノスタルジックでゴージャスチープ(完全に造語です)
な「BLOW UP」、そして「FLYINGDIGMAN」という3枚のミックス。

3枚目の「FLYINGDIGMAN」は相反定理のような対極するイメージの中で通う力の流れみた
いな事を意識して、そこにある種の物語性を作った。
このミックスは全14曲でそれぞれに僕自身が創作したタイトルが付けられ、
「FLYINGDIGMAN」という絵本のBGMとなるものに発展してしまった。
困ったものだ。

以前から当店のデザイン部担当のサブちゃんといつか絵本を共作しようと言っていたので
早速、サブちゃんに話すと、待ってましたとばかりにサブちゃんは「FLYINGDIGMAN」に
食いつき咀嚼し、むしゃぶり、あっという間に絵本を描きあげてしまった。
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「FLYINGDIGMAN」来年1月中旬に発売?予定。

そんな音楽三昧の冬のある日。
とうとう、僕の手に完動のジュークボックスが渡ってきた。

ジュークボックス。それは僕の憧れ。

よく映画の場面でバーとかダイナーとかに必ずそれはそこにあり、出会ったばかりの
不器用な恋人たちがジュークボックスにコインを入れて互いの気持ち音で伝える。

かなり屈折した思春期の僕はそんな恋愛や求愛に憧れていた。
d0177471_18465470.jpg

僕は惜しみなく自分のEP盤のレコードコレクションをジュークボックスに設置し、
ATPカフェにて独り悦に入っているのでした。
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by interestingman | 2011-12-19 18:48
コンセプト
先日、閉店直前に女性の客が現れた。
僕はカフェ店舗でパソコンに向かい、ミックスCDを制作していた。

気が付くとその女性は店の中にいて、何かを探している様子。
黒いパンツに黒い上着、黒いスカーフを首に巻き、
何しろ、頭のてっぺんから、脚のつま先まで黒ずくめ。
背は高く、体系は太め。年齢は50歳前後か??
髪はストレートで長く、美人だが男性には媚びない頑固さのような
ものが表情にある。
店内に香水の匂いが充満し、僕は作業をあきらめた。

「何か気になる物がございましたら、声かけてください。」
「ねえー、あそこにある額装はミュシャかしら?」

もちろん、そこに描かれているのはミュシャだった。
モエ・エ・シャンドンがシャンパンのポスターデザインにミュシャに
描かせたあまりに有名な作品だった。
僕は何だか少し意地悪な気になったので空々しく答えた。

「いやー、分からないですね。ミュシャのタッチには似てますけどね。」
「あっ、そう、それで13500円なの?」
「そうですね。一応パブミラーですし。最低そのくらいの金額はあるかと・・」
「ふーん。何?パブミラーって?」
「えーと、お酒のブランドが飲み屋に飾る為に作った広告看板ですね。」
「ふーん。聞いたことない。」

いかにも堂々としていらっしゃるその女性は色々と探しているらしく僕は
隣のガレージに案内した。カフェ店舗を出て、ガレージの入口前あたりで
不意に彼女が僕に尋ねた。

「ねー、この店のコンセプトのはなんなの?」

完全にウエからな感じだった。もちろん、お客様であるわけで。
上も下もないのだが、あそこまではるか上空からな感じは久しぶりで
僕も大変びっくりした。
えっ誰? 僕は生徒で彼女は先生? コ、コンセプト?
黙る僕をなおも見つめる彼女の視線は大変威圧的で、僕の心の中に眠っている
М性を疼かせた。

そして何よりも久しぶりの「コンセプト」の出現。
僕は他種多様なお客様のあらゆる角度からの質問にも答えられるように
1ダースくらいの「コンセプト」をこの店のコンセプトの質問回答に持っているのだが
(コンセプトが複数あるというのもおかしな話だが・・・)
そのどれをとっても彼女の理解を得られないだろうと僕は思った。

「私もアンティーク・ギャラリーをやっているんだけど、こことは全く違う
感じだけどね。部屋のコーディネイトで時計とか色々探しているんだけど。」
「ねー、コレは何?」

別ベクトルで生きていらっしゃる彼女は悠々と次なる質問を僕にした。
「ロートレックの絵が布にプリントされたパネルです。」
「ふーん。見たことない。」
「ヨーロッパのギャラリーとかで売られている、ワリと良く見るものですよ。」
「ふーん。聞いたことない。」

そして、彼女はかなりキツめ香水の匂いと「コンセプト」の質問を店に残して
帰って行った。

コンセプト。

まず、当店の名前は「ALL TOMORROW'S PATIES」という。

これは、アンディー・ウォーホールが1967年にプロデュースした
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコの曲名から頂いたもので
作詞、作曲はルー・リードである。
当時、僕がこれから開店したい店のイメージとその曲の世界観が同調したので
そうしたワケだが、僕はその詞からさらに自分で世界観を広げ、ある物語を設定した。
それが「SUNDAY’S CLOWN」という3人のピエロの物語。

ゼロという名の人間と道化の合いの子、フタバという名の人間と河童の合いの子、
ビーという名の人間とテクノロジーの合いの子、この3人が営む「ALL TOMORROW'S
PATIES」という「何でもゼロにする店」。

「何でもゼロにする店」とは・・・・?

世の中の対極するあらゆる状態のバランスを整える行為をサービスする店。

インディアン、ウィネバゴ族が代々伝える「トリックスター神話」の49の
エピソードをカバーしながら物語を構成し、綴られる寓話的人情ロマン大作。

もちろん、未完。今となってはあっけらかんな状態だが、
僕は常にこの3人のピエロをベースに当店の組織構成を行っている。

「ドラえもん」はのび太とドラえもんとしずかちゃんとスネオとジャイアンが
いなければ物語が構成されないのと同じように、当店もこの3人のピエロの性質をカバー
できる人材がいなければ構成されないのだ。

そして、「何でもゼロにする店」とはいかないが、皆さまの心のバランスが平らになる
よう、日々、精進しておりますです、はい。

・・・・・・・・・。

いつも、意味不明でごめんなさい。

あっ、いや、はい。
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by interestingman | 2011-12-01 19:03



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