先日、車を運転しているとふとカーラジオからビートルズの
「アクロス・ザ・ユニバース」が流れた。 それは仕方のないことであることは僕にも分かっている。 なにしろ、すばらしい曲であるわけで。 これまで、たくさんのミュージシャンにカバーされて 何度も日の目に晒されてきた。 この曲が持つ人の心を洗うような効果は実証され、気の利いた DJが今こそとばかりにこの曲を流したとしても今では自然なことだ。 しかし僕にとってはそれ以上の効果をもたらす。 タイミングによっては制御不能の涙が目から溢れだし、 人目を気にして身を隠さなくてはいけない。 ワーキングクラス風情の髭を生やした30半ばの大男が街中で 号泣することは法律が許してもあまり美しい光景ではないからだ。 「Nothing's gonna change my world」 「何ものにも僕の世界を壊すことはできない。」 世の中の事など何も知らず、理想ばかりを追いつづけた若い時分 袋小路の自分地獄の中、ジョンの声は優しく僕に伝えた。 「肩の力を抜いて、そのまま生きるんだ。怯えてもしょうがない。 何ものにもお前の世界を壊すことはできないんだぞ。」 それがきっかけで最近では若い時分、僕を救ってくれた60’sから 80’sのクラシックロックを聴きまくっている。 キンクス、ボブ・ディラン、レナード・コーエン、ヴァン・モリソン・・・ 生きる勇気を与えてくれるロック達。 今回の震災、原発の問題でたくさんの人々が不安や恐怖、様々な感情を 抱きながら日々生活をしているだろうと思う。 僕だって例外ではない。 被災地の人々は死んでしまったり、悲惨な状況下で懸命に生活をしている。 彼らに比べればまだ僕らは無理なく生活できる状況だと思う。 放射能や余震の恐怖など被災地の人々のそれに比べれば屁みたいなものだ。 住む場所、食べるもの、働く場所ががあるだけ幸せだ。 そして、今までのように自分らしく生きること。 ロックでも聴きながらね。
by interestingman
| 2011-03-25 20:44
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