「ほっ」と。キャンペーン

あっという間
新年を迎え気が付いたらもう二月に入りました。

時が過ぎた表現を「あっという間」という表現を使わなかったのは
「あっという間」とは僕は感じていないからであります。
月末や年末になると人々はこの「あっという間」を口々に唱え、
自分を取り巻く環境がまるで生き物のような形で自分の認識しない
間に通り過ぎて行ったと…その不可抗力をシェアしたがるが、
僕はその生き物達をしっかり認識していたし、記憶にもある。
堆積したその生き物達の記憶を、その重みを実際に僕は抱えているし
「あっという間」などという言葉で片付けられない。

と言うわけで前回のブログから5カ月経ちましたがホントにあっという間
の五ヶ月でした。

去年末、左足の小指を骨折し、そしてメガネを新調しました。

12月の始まったばかりのある日の午前の現場の打ち合わせ中、ウッドデッキに
備え付けられたベンチの上にのっかり、雨どいの設置場所をシュミレーションいたら
足を踏み外し、ウッドデッキに落下したのです。
平均的なベンチの座面の高さからして40㎝程度の落下でしたが
僕は旅館で今まさに襲われそうな浴衣美人みたいな格好で顔を歪ませたのでした。
一緒に居合わせたナビ(店舗制作におけるパートナー)は顔だけ振り向くと
如何なる感情にも結び付かないいつもの表情で「だいじょぶですか?」と一言
デッキの上で女座りで狼狽する僕をベンチの上から見ていました。
「エージさん、最近忙しいみたいで」と何食わぬ顔で話しかけてきたのはそこで
働く年配の女性で、彼女は全く僕に起こった状況に気づかず箒で枯れ葉を
掃きながら話かけてきた。
「あ、まー、そうですね。だいぶ落ち着きましたけど…」
ウッドデッキに屋根を設置する工事の現調ゆえ、床の状態を這いながら
見ているのも自然であろうと僕はそのまま床の状態を見る振りをしながら、
顔を歪ませ、その女性とのマッタリとした会話に8分程度つきあい、もし、自分に
孫ができたらその孫には教訓として「決して、ベンチにのっかり、雨どいを設置する
シュミレーションなんてするな。」と告げようと思ったのでした。
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その日の午後には幡ヶ谷のカレー屋さんの現場が予定としてあったので、僕とナビは
ハイエースに乗り込み幡ヶ谷に向かいました。
「ダイジョーブには見えませんよ、それ。」
ストーブの上で焙られ奇怪に収縮するスルメをじーと眺めているような
いつもの表情でナビは一応心配してるように言っていた。
幡ヶ谷の現場は車両の入れない露地にある為そこから400メートルくらい離れた
パーキングに止めて資材や道具を運ばないといけない。
そのパーキングはドでかいパーキングで300台くらいは収容できそうな広さだ。
できるだけ現場に近いスペースに止め、いざ、運転席から地面に足を下ろすと物凄い
激痛が…歩けない…
冷蔵庫の片隅にあった一週間前に期限の切れた納豆を食べようか、食べないか
迷っているようないつもの表情でナビは無言のうちに僕の状況を把握し、無理に2つ、
3つ多い荷物を抱え現場へ歩いて行った。
僕は意図的に残された少しの荷物を持ってナビの後を追ったが、痛くてなかなか歩けない。
そうだ、足が痛い人の歩き方を真似て歩けばいいんだ、と引きずったり、ケンケンしたり、
それでもイタイ…
近くのゴミ捨て場に洗濯物を干すための金属のポール(パイプ)が捨ててあるのを見つけ、
それを杖にして歩くことにした。
幡ヶ谷の古い商店街につながる民家が並ぶ露地裏でカーン、カーンと金属音を奏でながら
片手に怪しいゴミ袋を抱え、片手に鉄パイプを持ち、薄汚れた服を着て髭ずらに顔歪ませた
男が向こうから歩いてきたら僕だって手前で進路変更をするだろうし、仕方なく行き交わな
くてはいけなかったとしても、できるだけ顔を背け、慎重に距離を縮め、または離れ、
通り過ぎた瞬間に足早に去るだろう。
それを思うと僕は諦め、金属のポールをまたゴミ捨て場に置き、痛いのを我慢して無理やり
歩くしかなかった。
どうにか現場に着いたが、僕は既に汗だくだくで、4キロくらい走った後のような感じだった。
その間、ナビは50メートル先にいったところで一度だけ振り返り、僕の様子を見たが、
前日に食べたトウモロコシを翌朝トイレで排泄物の中で確認した時みたいないつもの表情で
5秒正視するとまた歩み始めたのだった。

そして、僕がその事で思ったのは、少し小奇麗な格好さえしていれば、鉄パイプを持っても
露地裏を歩くことが許されたのではないか?…

年末、ある程度仕事を納め、久しぶりにゆっくりとした午前中。
そうだ、まずこの野犬のようにボサボサに伸びた髪をどうにかしなくてはと…と服を脱ぎ、
風呂場へ行くと、まず髪型を七三にした。そして三の部分を先ず鋏で軽く切ってから、12ミリ
のアタッチメントを装着したバリカンで刈った。次に逆七三にするとやはり三の部分に鋏を入れ
バリカンで刈った。後頭部も同じ感じで刈ってしまい、長いままの上の髪をオールバックに
すると明治時代の新聞記者みたいで悪くなかった。
もっと、明治時代の新聞記者に近づく為にはどうしてもメガネが必要だった。
しかもブロウタイプのモノ。
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僕は本当に久しぶりに自分の好みのモノを探し、購入しようとしていた。
何年ぶりのことだろうか?そもそも僕は古道具屋として人が嗜好するモノを調べ、
手に入れ、商売にしているものの自分の為なんて、本当に久しぶりのことだった。
行き着いたメガネはイタリアのBAUSCH & LOMB(ボシュロム社)が1950年代に現場
作業者の為に考案し販売していたゴーグル、その名もセーフティー。
専門店で買えばそれなりにするヴィンテージの代物。そこは一応モノ探しのプロなので
あっという間に破格で手に入った。

そのフレームを持って近くのメガネスーパーへ行った。
初めてのメガネ屋さん。僕は借りてきた猫みたいになる。
「このフレームにレンズを入れたいんですけど…」
「ではまず、かなりヴィンテージのモノと見受けられるのでフレームの耐久性をみて
レンズを入れることが可能かどうか見てみます」
僕はフレームを手渡すと向こうの方で店員がなにやらヤッテいる。ちょうど棚があるから
何をしてるかは分からない。中肉中背、ダークグレーのパンツに白い長袖シャツ、その上に
紺のニットベストを着ている。大きなマスクをして、黒い集めのフレームのメガネをしている。
顔の表情は分からないが悪い人ではなさそうだ。
「大丈夫そうですね。まだまだ使えます。それではレンズ選びですが、その前に視力検査
はなされますか?」
前回、視力検査をしたのはいつだったか?思い出せないが、記憶してるかぎり前回測った時は
右左は0.8と1.3だったと思う。いつの頃からか僕はガチャ目で、左目で見えるモノが
左目を瞑ると見えない。そのせいで肩こりが酷いのか思ったこともある。
それを告げるとそれでは測ってみましょうと奥の検査する場所に通された。
結果、僕の視力は右左と0.3と0.5まで落ちていて、右目は縦の乱視が診断された。
そうして、僕はメガネデビューをし、明治時代の新聞記者風にイメチェンしたのでありました。

とココまで年末あたりの状況でして…

去年の9月から僕を引っ掻きながら、または引きずりながら通り過ぎて行った生き物
達を紹介しましょう。

相模大野 タイ・フード・ダイニング「Soi Gapao」(9月~10月)
オーダーテーブル制作、インテリアコーディネート、グリーンコーディネート

Soi Gapao リンク

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ウッドデッキ(外部)8席、カウンター4席、ダイニング席26席、天蓋座席4席、
トータル42席。アジアン感を最低限に演出しつつ、都会的な可愛げのあるカフェ
レストランをテーマに殺りました。

桜新町 「S.F.BURGERS」(10月~11月)
トータルプロデュース(内装工事、インテリアコーディネート、ロゴ、フライヤー、H.P
デザイン制作、etc…)

S.F.BURGERsリンク

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施主のUとは20年来の知り合い。出会ったのは20年前、相模大野の裏路地にあった、
リボルバーというバーでであった。Uはそのころリボルバーのバーテンダーをしていて
僕は酒も飲めないのにそのバーに入り浸っていた。
その頃、僕もロクでもない人間だったけど、Uもそれなりにロクでもなかったと思う。
20年経って、お互いそれなりに頑張って生きてきて、一緒に仕事する事になるなんて
素敵な事でお互いのロクでもない過去を知ってるだけあって、何をするにも話が早かった。
それこそ、物件探しから始まり、店の名前、内装工事、インテリアコーディネート、諸諸の
デザイン制作。ホントにストレスレスに愉しく殺りました。
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イベント 「東京蚤の市」「Go Green Market」(11月)
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年に二回づつ開催される「東京蚤の市」と「Go Green Market」
間違いなく国内で行われている古道具、アンティーク、雑貨のイベントとしては
2大イベント。去年の秋はなんと同日での開催に。。。両イベントとも京王多摩駅
付近の近所ということでかけもち出店。一日目は雨が降りましたが二日目はなんとか
もち共に大盛況の中終わりましたが僕のとっては地獄以外の何物でもありませんでしたが
なんとか殺りました。

幡ヶ谷 CURRY&SPICE「青い鳥」(11月~12月)
内装工事、インテリアコーディネート

青い鳥リンク

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ひょんな出会いから、都内アレルギーの僕に「どうしても、やってほしい」
と依頼され、工期始めも僕の都合で待ってもらい、あんまり行きたくない
という僕の駄々にも寛容的で格闘家の旦那さんがかわりに頑張ってくれて
かわいいお店が出来ました。ほぼ終わりかけの時期に僕が骨折してしまい
床を這いながら殺りました。

相模原 ベーカリーカフェ 「セ・ラ・セゾン!」(1月)
内装工事 インテリアコーディネート

セ・ラ・セゾン!リンク

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地元では誰もが知っている有名店。これまで什器制作や色々と手伝わせていただいて
今回、サンドウィッチをフューチャーしたベーカリーカフェを開くという事で
お手伝いさせて頂きました。短い工期の中、セラセゾンの多くのスタッフの協力で
イイ店ができました!殺りました。


そーゆーふーに殺ってます。
遅ればせながら今年もALL TOMORROW’S PARTISを宜しく
お願いします
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# by interestingman | 2016-02-01 18:40
夏休みの宿題
はぁ~。。。
ども、ブログです。

夏休みに遊びまくって何一つ宿題をやってない我が息子に一喝
入れてくれと妻に頼まれましたが他人に一喝入れられる立場では
ありません。

開き直ればそもそも僕は宿題なんてモノはこの世から無くなれば
いいとさえ思っております。

先日、ラジオでどっかの偉い人が夏休みの非日常的体験の重要性と
プラグマティズムについて語っていたけど彼の意見に大かた賛成です。

勉強や規律や協調性は教室で学べばいいことで何も放課後にまで彼ら子供に
それを学ばせようとする必要はなく、夏休みという期間は彼らにとっては
一種の通過儀礼であり、その非日常のカオスを経験し、また教室(日常)に
戻った時、これまで見てきた風景がどことなく違って見える。
教室から見える景色、先先の言葉、気になるあの娘。。。
彼らはそうやって成長する。

宿題なんてモノはUFOキャッチャーの景品を積んだ10トントラックにあやまって
轢かれてしまえばイイし、
夏期講習なんてモノは方位磁石がグルグルと狂ってしまう山奥に不法投棄でもして
自衛隊に回収してもらえばイイ。

はぁ~。。。

えーと、前回のブログからおよそ9か月経ってしまいました。
この9カ月の間でやった事を箇条書きで書いてみます。

1.猿田彦珈琲 仙川店 インテリアコーディネート リメイク椅子、オリジナル
            テーブル、オリジナル什器の制作。(1月~2月)

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2.吉柳邸 マンション (橋本) リノベーション 内装施工 (1月~2月)

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3.ふくろう座 (相模原) リニューアル 什器制作、内装施工 (2月)

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4.豚しゃぶ喰い切り しくら (六本木) トータルプロデュース 内装施工 インテリア
                     コーディネート 看板制作 ロゴ、フライヤー
                     制作 (3月~4月)

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5.GO GREEN MARKET 出店 (5月)

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6.東京蚤の市 出店(5月)

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7.世田谷文学館企画 セタブンマーケット 出店 (6月)

8.soul kitchen Sangita (相模原) 内装施工 インテリアコーディネート 看板制作                      フライヤー制作 (7月~8月)

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はぁ~。。。

以前は店舗制作やイベント出店の度に長文のブログを書いていました。
書かなくては、書かなくてはとは思いつつ、溜まってしまった宿題たち。。。

残暑お見舞い申し上げます。

                    
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# by interestingman | 2015-08-22 17:02
「atelir ThuMe」とか色々
またまた、久しぶりのブログとなりました。

一応店の公式H.P.にもリンクを貼っている以上、皆さまの
お耳にご提供しなければいけない情報を書き記す責務を担っている
ワケでございますが。。。
「気の利いた文章」が書ける自信がなかったのです。

「なにワケ分からない事をいってるんだ、タコ助!、やる事やってんだから
その事を素直に情報として書きゃいいんだよ!このカマキリの鼻くそ野郎!」

と、おそらく、スタッフには300回くらいは吐きたいセリフを飲みこませた
でしょうが、元詩人の僕にとっては文を書く以上、他人がどう思おうと僕なり
の基準で「気が利いてる」か「利いてない」かは大きな問題であるのです。
そして、そもそもカマキリには嗅覚に相当する感覚こそありますが残念ながら
「鼻」という器官は備わっておらず、すなわち「鼻くそ」と呼ばれるような
排泄物は発生しないのです。

しかしながらそうも言っては居られない状況でありまして、とうとうこの
僕も40歳という大台にのりました。すみません。

のうのうと生きております。

えーと。。。

いろいろ殺っておりました。

先日、僕の誕生日12月2日に橋本にてネイルサロン「atelier TsuMe」が
グラウンドオープンした。
同じ橋本にある美容室「カナトハ」の姉妹店としてオーナーの後藤氏が奥さんの
チーちゃんをフロントマンに開業したネイルサロン。

「カナトハ」の後藤氏とはずいぶんと長い付き合いで「カナトハ」開業の時に
店の什器を当店で揃えてくれた以来7,8年くらいになるかしら?
何かあると店にやってきてアレやコレやとこんな僕を頼ってくれて、
微力ながらこれまでいろいろと手伝わせて頂いた。

「事務所を借りたんで作ってください。」

「オッケー!」

「待合室とカットスペースの間に透け感のあるしきりを設けたいのですが。。。」
 
「おっけー!」

「ファサードにもっとグリーンを増やしてメダカ飼うのにイイ感じの器と店内があまり
見えないように一工夫してほしんですけど。。。」

「おけ!」

後藤氏は「カナトハ」自体を僕に作ってもらいたかったらしく、その後悔の気持ちを
埋めるかのように色々な仕事を挑戦状のように定期的に僕に頼んできていた。

「いやー、だって、あの頃はオレ自体ソーユー動きをしてなかったし、頼まれても
対応できなかったよ。」

「でも、その後にはエージさん、いろいろと美容室とか作ったりしてたじゃないですか!」

「それは仕方がないよ。頼まれたら断れないし、どんどんオレも手探りで仕事覚えていって
スケールも大きくなっていったけど、あの頃は何も。。。」

なんだか自分がとてつもなく軽薄な人間みたいで心が苦しかった。

「エージさんにいつか店を作ってもらいたい!」

ありがたくも、2,3年前から後藤氏はそんな事を言いながら、僕のところ来ては先の
挑戦状のような依頼をしてくれていた。
これまでに2回、事業拡大のプランと店舗物件の相談を受けたが、2回とも僕は首を
タテにふらなかった。

そして、今年の8月の末頃か?ある日後藤氏は僕に電話をかけてきた。

「エージさん、ちょっとお時間いいですか?」

「ど、どしたの?」

「いい物件が見つかりまして。。。」

「オッケー。」

数日後、早速橋本の物件を見に行った。
線路脇の道路に面したワリと新しいビルの2階でそもそもは事務所使用の物件であった。
室内には入ることができなかったが、ガラス張りであるから外からでも大体の様子が窺えた。
50坪はあるだろうか?広く、のっぺりとした空間である。
その後、サイゼリアに行ってプランを聞いた。

てっきり、美容室かと思えばネイルサロンとの事。
今まではカナトハ内で奥さんのチーちゃんとアシスタントのモロが行っていたサービスを
独立したかたちで店舗を構え営業したいという。
二人とは何度かイベント、催事による出張店舗のデコレーションを僕が手伝ったことがあり、
その打ち合わせなどで話したことがある。

奥さんのチーちゃんは身体は小さく、対人関係に置いても謙虚な感じだが、
独特のブレのないセンスがあり、外見の華やかで清楚なイメージからは
想像できないくらいハードでラフな質感を好むところがあった。
アシスタントのモロはヨーロッパの人形みたいな容姿をしていて、可愛らしいがどことなく
アンニュイな感じ「ゼンマイ仕掛けかな?」と僕は何気なく彼女の背中や肩などを観察したが
服の下にゼンマイが取り付いているような膨らみはなく、あるいは電池式かもしれない。。。

終始、後藤氏が話をしていた感じだが、定期的に僕はチーちゃんに質問をして彼女の考えを
聞いた。ネイルサロンの需要性や橋本という町におけるネイルサロンの立ち位置、独立する
意義であったり、経済的なアレコレ。。。
一応、僕はネイルサロンを開業する事に関しては、首をタテにふった。

「えっ、いいんですか?」

「何が?」

「いや、ネイルサロンをやって。。。」

「えっ、だってやりたいんでしょ?」

「まー、はい、でもやめた方がいいとか言わないんですか?」

「やることに関してはいいと思う。でも今回の物件は「ノー」だね。」

喜んでいるのだか、残念がっているのだかはっきりしない面持ちで後藤氏は
「分かりました。」とそれでも満足気に言った。

その数日後、「いい物件が見つかった!」と一報。見に行った。

「うん。いいじゃん!」

「いいですよね?」

「うん。ここなら、いいんじゃない。」

そして、その物件を基に具体的な営業体制と内装の打ち合わせをすることとなった。
正直、僕はネイルサロンの業態なんて全く知らないし、その内容すらも知らない。
手に届く範囲で婦人雑誌をパラパラめくるとなるほどそういったシーンはあるようで
ウェブで検索。はい、はい、はい、なるほど、なるほど、。。。。

「店の名前は?」

「アルファベットで「ThuMe」でいこうかと。。。」

「いいね。肩書きは?」

「無しで。。。」

「いや、アート色を持たせたい。「アトリエ」でいこう」

今まで何度も仕事を依頼してくれてその度に空間やモノに関してのイメージの
コミュニケーショをこなしてきただけはあり、話が早い。
「ファッションブランド、Benettonの80年代のプレスイメージ」
「欧米の人間が抱くシノワズリというズレた感覚」
「彩度が低めで簡素化されたテキスタイルデザイン」などなど・・・
いくつかのイメージが内装、ブランディングのイメージに挙げられはじまった店舗制作。

「別に店がうまくいかなくてもいいんです。エージさんとこうやって店舗制作ができる
だけで。。。。」

「いや、よくないでしょ!」

施行1日目には後藤氏、チーちゃん、モロ、カナトハスタッフのミサキとヨーヘイという
フルメンバーがスタンバリ、僕とナビ(店舗制作における僕のパートナー)を迎えてくれた。
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ファサードは角パイプ鋼材のフレームにガラス、上部の窓にはアンティーク感のあるガラス
を使用、扉はオランダの古い扉をスモーキーなピンクに塗装、看板もシンプルなロゴを
透明のアクリルにカッティングシートで載せ、そのアクリル板を立ち上げるようにして
白い板をベースに壁面設置。光を当てると文字の向こうの白い板に影ができる仕掛け。
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レセプション、出来るだけシンプルに。。。
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待合スペース、どんなソファ?、椅子?テーブルをセレクトしようかとここはかなり悩んだ。
シンプルでスタイリッシュな皮とステンレスの椅子にガラステーブル?いやっ猫脚のロココ
スタイルだけど装飾の少ない椅子やテーブル?アレコレ考えて、ようやくセレクトしたのが
信楽焼の庭テーブル椅子セット。めんどーなデザイン性を持たないシンプルなフォルムに
深い青がブルーグレーの床と調和し独特の上品さ醸し出している「欧米人が持つシノワズリ」
的な感覚、僕は後藤氏やチーちゃんに1ダースくらいの説得文句を用意したが、意外にも
二人は気に入ってくれて彼らの理解に深く感謝した。
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この空間を間を仕切り、この空間のベースとなるイメージを生んでいる二枚の大きな鉄の
パーテーションパネル。制作されたのは70、80年代くらいだろうか?シンプルだが
躍動感のある幾何学デザインがなんとも良い。
施術用のワークデスクはオーダー制作。
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壁に荷物を掛ける為のフックを所望され、このマネキンの手を持って行って見せた時は
さすがに後藤氏もチーちゃんも絶句していた。3ダースくらいは説得文句を用意していたが
ワリとすんなりアキラメテくれた。彼らの理解に深い感謝。このキッチュ感がたまらない
のです。

その他もっと、もっと見せたいところはありますが、実際行って見てください。

何といっても今回夏休みを返上してまで店舗制作に励んでくれたカナトハスタッフ一同
深い絆を見せてもらいました。後藤氏、チーちゃん、ミサキ、ヨーヘイ、モロ
お疲れ様でした。

その他、「atelier ThuMe」の前に7月中は中央林間ソーシャル・ネットワーク・ギャラリ
ー「manoma」制作、10月には横浜神奈川区片倉のフラダンスのレッスンができ、
カントリーミュージックのライブが楽しめるダイニングレストラン「Cowboy&Hul
agirl」制作。11月にはGo Green market,東京蚤の市の出店をしま
した。

ちゃんと働いてます。僕
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# by interestingman | 2014-12-06 19:24
帽子の中の言葉
古道具屋なんて者はまったくいい加減な者である。
そのうえ、図々しいたらありゃしない。

自分もご多分に漏れずそんな人間である。

しかしながらそれは、「いい加減で、図々しく」なくては
対応できない環境で生きているからであり、当人達も己の気質を
理解うえでその環境に生きているのである。

普通の物販であれば需要と供給の狭間で売れるものを意図的に仕入れ
意図的に売るワケだが我々はそうはいかない。
少しははそんな意図的に成立する重要と供給の関係があったりするが
大抵はそうではない。
扱っているモノは量産されているモノでは先ずないし、約束されたモノ
ではない。
「出物」などとよく言うがそれらは予測不可能な状況で、必要、不必要と
関係なく出てくる「モノ」達なのだ。

そんな世の中の迷子のような「モノ」達を我々は受け入れ、里親を探すように
あの手この手で販売している。

「店」とは名乗っているがいわゆる経済の原理である「需要と供給」が成立
しないことが多々あるのだ。簡単にいえば客の需要に対応できない事がしばしある。
しかしながら、その点に関して我々は諦めなくてはいけないし、客にも理解して
貰わなければいけない事になる。

結果「いい加減」で「図々しい」わけである。

または、この「いい加減」であり、「図々しい」印象を意図的にポーズしている
フシもなくはない。そして、それは「縁」という美学を正当化し、モノの希少性を
演出しお客への販売の手立てになっている。

。。。。とこのように「いい加減」で「図々しい」くせに意外と小難しい事を言ったり
するからめんどくさい。まったく古道具屋なのだ。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ここ最近、世の中で流行っているのか店舗制作やリノベーションの仕事の依頼が多い。

チョコチョコこのブログでも紹介してはいるが、この手の仕事を当店のレギュラー業務サービスとしてオフィシャルプレスはしてはいない。あくまでも店舗にて客とのコミュニケーションから発展した提案であったり、口コミにて依頼されたりである。

そもそも当店は古道具屋であるわけで設計デザイン事務所ではないし、工務店ではないのだ。
そして、何よりも僕の行っている店舗制作のスタンスはそういった正統的なプロの方達と
は違う。これもまた、「いい加減」で「図々しい」ものなのだ。

今の世の中では大体のモノや事が「規格」という形をとっている。
生産や設計の観点からしてもそれは当然の流れであり、そうやってエンジニアは
生産性を高めコストダウンに成功し供給性を安定させ、消費者の信用や安心を獲得してきた。

しかしながら、当店で扱うものは「規格」外のモノばかり、僕の頭の中まで規格外の怪しげ
な事で溢れている。

それでは僕のやっていることは何か?
そういった理論や設計図に基づいての制作法である「エンジニアリング」とは対照的な
「ブリコラージュ」というものである。

「ブリコラージュ」とはフランスの文化人類学者レヴィ・ストロースによって著書「野生の
思考」にて提唱された思想である。
彼は近代のエンジニアリングの思考を「栽培された思考」とし、その氾濫によって作られて
いく画一的な近代社会に警鐘を鳴らし、普遍的な知のあり方としてこの「ブリコラージュ」
の重要性を説いた。

それでは「ブリコラージュ」とは何か?
もともとはフランス語の「bricoler」から成り、その意味としては「つくろう」「ごまかす」
であり、また「寄せ集めによる」行為とある。

まったく「いい加減」で「図々しい」のだ。

しかし、そこには即興性が試されながらも偶発的に作り上げられる斬新さがあったり、
何といっても喜びがある。

レヴィ・ストロース以前にも偶発性を重要視した技法はアートや文学にあり、現在では
音楽や諸芸術のある種の常套手段として継承されていった。

1920年代にトリスタン・ツァラは新聞から言葉を切り取りそれらを帽子に入れ、
ランダムに引いて、並べて詩の創作をし、「帽子の中の言葉」として発表した。
その後、画家のブライオン・ガイシンやウィリアム・S・バロウズに継承され、
「カット・アップ」という技法が確立していった。

そうやって僕は「帽子の中の言葉」ならず「店の中のガラクタ」を利用してポエティックな
空間を作っている。

まっ「いい加減」で「図々しい」んですけど…

最近では図々しくも「DJ TIC」という名でいい加減なDJ活動を始める始末。

来週末に親知らずの手術をします。

こわいです。
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# by interestingman | 2014-06-28 17:17
野菜ルームの冒険
腹が減っていた。
僕はこの空腹を見過ごすことができるのか?
いや、それはしっかりとカタをつけなくてはイケない類の空腹だった。

と思いつつも僕はベットの上で完全に布団に包まれていた。
布団から這い出て、寝室から出てしまえば、冷えた空間が待っていた。
布団の中から布団の外、寝室からリビング、リビングから台所、恐らく
5℃から8℃づつくらいは次第に温度が失われ、しっかりと体感できる寒さ
が保証されていた。我が家は古い平屋なのだがその通気性ではこの地域じゃ
トップクラスの高い通気性を備えていた。

僕や家族(妻、息子、娘)が目を覚ました状態での生命活動をこの家で行っていたのは
何時間前の事か、たぶん4,5時間は経過していた。生活に伴い発生する熱は
おそらくあとかたもなく失われているでであろう。

しかし僕は何としてもカタをつけなくてはイケないレベルの空腹を抱えていた。

ネガティブに事を考えていても仕方がない。すでに僕の自律神経は副交感神経から
交換神経へと切り替えられ、腹を満たさなければ寝れない状態であった。
僕は布団から出るとチェストから靴下を取り出し(暗闇だった為、色や柄は不明)
それを履き、グリーンのパーカーを羽織り、寝室を後にした。

リビングルームは六畳程度の広さがあり、本棚、鏡、テレビ、テレビ台、ソファ、
サイドテーブルとその他雑貨で構成されている。
そのリビングルームを通り台所へ向かうのだが、その時、仄かな違和感を感じた。
リビングルームを通り過ぎる5メートルばかり、時間にすると3秒くらいかの間に
僕はその違和感を感じた。しかし僕はその違和感をリビングに残したまま台所へと
向かった。台所は4畳から五畳の広さで冷蔵庫、食器棚X2、ゴミ箱、丸いダイニング
テーブル、イスX3、子供イス他雑貨、家電などで構成されている。

この空腹を何で満たせば良いのか?

選択肢はおそらく限られている。どんな食べ物があるのか僕は漁り始めた。
はじめに、大きめの緑のトートバッグが入口の扉の枠上部に付けられたフックに下がって
いるのだがその中に菓子類、パンなどが入っている。
トートバッグの2つある持ち手の一つだけフックから外すと僕は片手をバッグの中に入れる。
背のびまではいかないにしてもバッグの底まで手を伸ばすには姿勢をシャンとしなくて
はいけない程度の高さにバッグは備え付けられている。
間口から視線をおとすこともできない。まさに手さぐりだ。
子供の手に届かないように意図的に設置されたいえ、多少のいらだちは生まれる。
とはいえそのいら立ちの大きさはバッグの底で手に触れた湿気たキャラメルコーン一個
くらいの大きさのモノで大したモノではない。
バッグの中にはその他(キャラメルコーン一個意外)、子供用の菓子パンや湿気ているであろう
煎餅があるくらいで食べたいと思えるようなモノは無かった。

食器棚の下部の棚にも極稀にインスタントラーメンや乾物系のモノがあるが直感的に
ないと判断しダイレクトに冷蔵庫へと向かった。

冷蔵庫を開けると冷蔵庫の庫内灯の明かりが台所を照らした。ロバート・クラムあたりが
その様子を描写したら僕の目は完全に瞳孔が開き、口からは涎が垂れ、僕の影は巨大な
ネズミのような形でキッチン内に広がっているに違いない。

冷蔵庫の中には気の利いたモノは無かった。もともと妻はアレコレ買い置きするような
人間ではないがこれほどまでに淋しいのものかと疑うレベルの状態であった。
うなだれた僕はそれでもと冷蔵庫の下部にある野菜ルームの扉を開けた。

すると、そこには長ネギや人参のかわりに深い暗闇があった。
僕はその暗闇を凝視した。
暗闇は深く、奥行きがあるように見えた。
意外にも僕には焦りはなく、むしろその暗闇は僕が抱えている空腹感を満たす筋道
なのではないかと思った。
とりあえず僕は片足を野菜ルームに入れると足の裏の着地感も感じないまま、
もう片方の足も入れた。

野菜ルームに入ってしまうと、やはりそこは暗闇であった。
着地感もなく、浮遊しているようだが、安定はしていた。
ふと、入った入口を見上げると薄暗いながらも野菜ルームから野菜達が見てるであろう
景色が広がっていた。
僕はなんとなく手を伸ばすと身体が持ち上がり、スルっと野菜ルームの外に出た。
また、僕は冷蔵庫の前にいたのだが、何か様子がおかしい。
その冷蔵庫は我が家の冷蔵庫ではなかった。
庫内灯に照らされている台所も我が家の台所ではない。
でも、なんだか知っている…。

そこは今は亡き父方の祖母の家の台所であった。

祖母も祖父も亡くなり、台所はおろか家も今ではないのに僕はそこにいた。

現代の我が家の冷蔵庫の野菜ルームから30年前の祖母の家の冷蔵庫の野菜ルームへと
テレポーテーションまたはタイムトリップしたということであった。

懐かしいニオイがした。幼少の頃、兄と頻繁に泊りにきたことがあった。
ひとけは無く、懐かしいその台所だけがそこにはあった。

僕は遠い記憶を頼りに気の利いた食べ物がないかと漁り始めた。
何かと人間関係の多い祖母の台所にはギフトで貰ったような、クッキーや缶積などが
大量にあった。
その台所の中央には大きなダイニングテーブルがあり、お勝手の玄関、
システムキッチン、作り付けの食器棚が囲む。大抵、その棚の前に無造作にギフトが
積まれていた。
僕はそこへ行き、何かないかと見ていたのだが何となく賞味期限が気になり始め、ギフト
関係に手を出す事をあきらめる。仕方なく、また冷蔵庫の前に立ちその中のモノを見るが
我が家の冷蔵庫とは打って変わった品揃えの食材にも賞味期限が気になり、僕はとうとう
野菜ルームを開けて、祖母の台所を後にすることにした。

祖母の台所の冷蔵庫の野菜ルームから次に僕が辿り着いたのは20代の時に付き合ってい
たある女の娘のアパートの台所であった。
その台所のシンク周りの壁には赤いタイルが貼ってあって、それが印象的ですぐに僕は
ピンときた。半同棲みたいなことをしていたその家の台所はかなり把握していた。
その頃、僕はそーとーのダメ人間で彼女より僕の方が台所に立ち、食事を作りながら仕事
から帰る彼女を待ったいたものだった。

今は真面目な旦那さんと二人だか三人の子供達と幸せに暮らしているという噂を数年前に
聞いた。

ぼーっと懐かしさに台所を眺めながら立っていたのだが、開けっ放しの冷蔵庫の扉のセン
サーが鳴りだすのではないかと急に焦りだし、それが鳴ったらモザイクガラスの入ったあ
の引き戸の向こうの部屋で眠る彼女が起きだすのではないかと心配になった。
僕は急いで冷蔵庫の中を見ると、1カップのプリンを見つけ、とっさにそれを掴み、野菜
ルームへと飛び込んだ。

野菜ルームから出るとそこは我が家の台所だった。
僕はデザートスプーンを取り出し、プリンのアルミ製蓋を容器から剥がした。
はたして僕が空腹を満たす為に望んでいたものがプリンであったのか疑問では
あったが、手にしていた物はプリンではあった。

すくいあげたプリンはプリン特有の弾力性をしっかりと保有してるかの如く揺れていた。
それを口の中に入れてしまい、目を瞑り、その味が口内または脳に伝達するのを僕は待っ
た。しかしながら、それはいつまで経っても伝わってはこなかった。
もう、一度すくい上げ、口の中に入れても同じ事で、そのプリンは完全に味を失っていた。
または、問題は僕の舌にあったかもしれない。
どっちにしても口の中に入ったプリンは視覚で確認されたハズの弾力性もなく、瑞々しさ
もなく、まるで砂のような感触で僕のノドをぶっきら棒に通って行った。

そして、僕は唐突にある事に気が付いた。
僕は夢の中にいるのだ。全ては夢の中の出来事なのだ。

僕は自分の意思で目覚める事もできたが、夢を見続けることもできた。

そして、あいかわらず、プリンには味はなかった。

目覚めると、僕はそんなに空腹ではなかった。
そのまま布団に包まれて次なる舞台を観賞する手もあったが、僕は夢の通り靴下を履き、
グリーンのパーカーを羽織ると台所に向かった。
冷蔵庫を開くと一カップのプリンがあった。それを手に取り、蓋を剥がしデザートスプー
ンですくい上げると口の中に入れた。今回は味が感じられた。

プリンを食べながら僕は長野県の飯綱に伝わる「天狗の麦飯」のことを考えた。

飯綱山の由来とも言われるその「飯の砂」は菌類と藻類と複合体の小さな塊で、霊山と
して名高い飯綱山に深山幽谷難行苦行を積む修験者の常食として用いられた「砂」?で
あり僕は深い山奥で月光に照らされながら手のひらにのった無味無臭の砂を喰らうみすぼ
らしい風体の修験者のことを思った。

そして、口の中に入れられたプリンの味に満足したのでした。
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# by interestingman | 2014-03-09 14:15



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